「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定
平成28年度4月1日より、当院は厚生労働省より
「より専門的に予防のための定期管理(メインテナンス)を行うかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されました。
当院は、これまで、近隣の皆さんのかかりつけ歯科医院として、患者さんにご満足いただける診療を目指してきました。世界レベルの最新機器や設備、医療技術はすべて患者さんのためにあります。
世界最高水準の歯科治療だけではなく、治療が終了するのをスタートとして、むし歯や歯周病にならないようなプログラムで予防にも力を注いできました。そして、当院に通院が不可能になった患者さんにも、終生ご自分のお口でおいしく食事ができるよう在宅診療部門の拡充を図ってきました。
この認定をうけ、重症化の予防のため、原則としてかかりつけ医の指示のもと、医療管理メインテナンスを長期的に行うものと定めており、当院もその方針を遵守します。これからも、皆さんのかかりつけ歯科医院として、健康寿命の延伸とお口の中からはじまる健康のために最先端の歯科医療の提供、予防歯科の確立を目指してまいります。
予防のための、かかりつけ機能強化型歯科診療所とは?
厚生労働省が新たに定めた、むし歯や歯周病の重症化予防のための画期的な新制度です。
全国約70000件の歯科医院の2%が認定される予定です。
お口の健康とは「むし歯や歯周病のない状態を保つ」だけではなく「満足に噛め、発音や見た目にも不自由がない」、すなわち生活の質を保つことであるという方向に考え方が大きく変わってきました。そのためには来院した患者さんの歯だけを見るのではなく、時には他の医療機関などとも連携し、必要に応じて適切な歯科医療サービスを提供できる歯科診療所が求められています。
これはかねてより当院が掲げてきた理念とも合致するものです。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されるためには
- 歯科外来診療の安全対策に係る研修を受けている常勤の歯科医師がいること
- 高齢者の口腔機能管理に係る研修を受けている常勤の歯科医師がいること
- 予防やメインテナンスができる常勤の歯科衛生士が勤務していること
- 在宅医療を行う医科や緊急時の連携している介護・福祉関係者・保険医療機関があること
- 緊急時に対応できる設備・器具(AED、救急蘇生薬剤など)・体制が用意されていること
- 滅菌、感染防止に必要な設備を完備していること
- 訪問歯科診療や歯周炎のメインテナンスなどの維持管理を継続的に行ってきた経験
- 医院の敷地内が禁煙となっていること
など、厚生労働大臣が定める施設基準に適合している場合に認定されます。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」が患者さんにできること
厚生労働省によるかかりつけ機能の強化では、重症化予防のため原則としてかかりつけ医の指示のもと、メインテナンス医療管理を長期行うものと定めており、当院もその方針を遵守いたします。
現在の通院状況と比較して来院回数や通院費が変わってくる場合もございますが、上記の理由によるものとしてご了承いただきたく存じます。
当院は今後もメインテナンスを行う、かかりつけ歯科医院として益々の医療機能と品質の向上に鋭意、積極的に取り組んでまいります。
毎月保険でフッ素塗布が行えます!
フッ素は、歯を硬く強くし、むし歯になりにくくするためのお薬です。
方法はフッ素を歯の表面に塗ります。フッ素塗布は定期的に塗布することが有効です。
厚生労働省より「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されている当院では、子どもだけでなく大人も毎月フッ素塗布に健康保険が適用されます。
フッ素塗布は特に、歯が生えて間もないお子さんのむし歯予防には非常に効果的です。
歯磨きとフッ素の力を合わせていくことで、よりむし歯になりにくい環境をつくっていきます。
歯周病の治療と予防
歯石は、唾液中のカルシウムなどが沈着することにより自然にできます。
そして一度付いた歯石は医院でしか除去できません。
定期健診の最大の目的は、この付着した歯石の除去です。同時に初期むし歯の有無もチェックします。
当院では歯周病治療を行うと共に、歯周病予防、ブラッシング指導などのお手伝いもさせていただいております。
現在、むし歯がない方も歯石除去の為に定期健診に来ていただければ、気付かないうちに歯周病が進行して歯ぐきから血が出てくる…と言った事態を避けることができます。
歯周病治療の基本的な流れ
引用:歯科保険研究会 「全科実例による社会保険 歯科診療2013」平成25年,4月版
検査結果と処置法
引用:日本歯科医学会 「歯周病の診断と治療のガイドライン改定 報告書」2007